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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter79 『太陽と月(太陽)』 79-16


「白昼夢か?」

「はっ、そうだミイ!」

ダッ

(ソラは慌てて、ミイの家のベルを鳴らした。)

ピンポーン ピンポーン

ドンドンドンッ

「おい! ミイ、俺だ。」

「無事かっ! さっき変な怪物が・・。」

「(チッ)・・。」

(ソラは、ミイの応答を待ち切れず。 いつも開けたままになっている、
縁側から、窓を開けて。 中へ入った。)

「ミイっ!」

(カーテンの向こうから現れたソラに、向かいのキッチンに腰かけていたミイは驚き。
大きな瞳で、瞬きした。)

「ソラ?」

ダンダンッ

(ソラは勢い良く室内を横切り、ミイの目の前でテーブルに身を乗り出した。)

「大丈夫かっ! はぁっ・・。 やっぱり、

何かあったんだな?」



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