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Voice ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter29 『ふつつかな』 29-12


(紫苑は、笑いをこらえ。
それでも夏樹が、自然に。 自分の名前を呼んでくれた事が、
たまらなく嬉しかった。)

紫苑「ご・・ごめんなさい・・。

笑うつもりじゃ。 ふふっ・・。///」

(千波が、紫苑に追い打ちをかけた。)

千波「たぶんね。

夏樹がモテないのは。 そのせいよ。」

「多少、性格に問題はあっても。

顔は、そこそこでしょう?」

夏樹「・・千波ちゃん・・。」

(夏樹は、千波の横で、言葉を無くし話に耳を傾け立っていた。
千波は、そこに夏樹が居ないかの様に、話した。)

千波「だって、彼女は完全に凍えるわよ。」

「あとね、菖蒲くんの話では。

あ、菖蒲くんっていうのは、

夏樹の執事なんだけどねv」

紫苑「執事・・?///」

(紫苑はふと、クレープ屋さんで出会った。



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