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Voice ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter29 『ふつつかな』 29-2


紫苑「助けてもらったのに・・。」

「お礼も言わないで・・。」

(紫苑の声に、
千波は振り返った。)

千波「あっ!

起きたのねv」

「良かった〜v」

「もうそろそろお夕飯の時間だから。

起きなかったら起こそうかと思っていたの。」

(こちらを向いた、千波を見て。
紫苑は目をぱちくりさせた。)

紫苑『お、女の子・・?』

「あれ?」

『似てるけど・・。

たしか、紺色の髪の・・。』

「男の子だった様な気が・・?」

(千波に借りたポップな服が似合う。
大きな茶色の瞳に、ピンクに色づく頬。 なびく髪は、
腰まで届く長さで。 軽やかだ。)

(両脇の髪が、段違いにカットされ。 小さな頬にかかる様子は
とても可愛らしかった。)



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