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Voice ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter29 『ふつつかな』 29-9


紫苑「ううん!」

(紫苑は、首を振った。)

(千波は、他人行儀な、夏樹の頬をつねった。)

千波「固いっ! 固いぞ夏樹v」

「これから、お隣でお世話になるんだから。

仲良くしなくちゃv」

「紫苑ちゃん。 この子、

今夜から、snow dropに暮らすのよ。」

(千波の言葉に、紫苑の顔は輝いた。)

紫苑『えっ!?』

「本当に?」

千波「ええv 前から一人暮らしがしてみたかったんだけど。」

「今度の引越しをきっかけに。

急だけどv 実現したってわけねv」

「でも、家事も何にも出来ないから。 わたしも遊びに行くわよv」

(紫苑は、嬉しくてたまらなかった。)

(もっと、千波や、夏樹の事を知りたいし。 友達になりたかった。)

紫苑「嬉しい!」



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