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Voce 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter79 『太陽と月(太陽)』 79-1
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サラ【この国に、新たな光の力を・・。】
【祝福されし、“光の樹”の源よ・・。】
【永久に・・この国を栄えたまえ。】
ゴオォーン・・
(どこからか、鐘の音が聞こえる。)
(異国の衣を纏った。 美しい女性の指先が、
幾つも眩い宝石を散りばめた、重量を感じる、大きな王冠を。 空色の髪の
少年の頭上に乗せた。)
ゴオォォォー・・ッ
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ミイ「ねぇ、ねぇ、ソラ。 美術館見に行こうよぅ。」
「かっこいいよ? A組の子がモデルなんだって。」
(夕暮れの校舎を背に、2人は並んで歩いていた。 高い少年の背中を、
小さな少女は突いたが。 水色の髪の少年は、振り返らず。)
(隣を歩く、小柄な少女の。 オレンジ色の可愛らしく短い髪の頭を
ポンポンと撫でた。)
ソラ「はいはい。 ミイなら、中学生料金で入れるからな〜っ。」
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