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Voice 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter79 『太陽と月(太陽)』 79-24


ピュア「ピュア、応援しますっv」

(ピュアは熱気を持った目で、ソラに近づき。
クリーム色の睫毛を瞬かせ、好きな魔法のことを語り出すと止まらない癖で。
一気にまくし立てると、熱い視線で、ソラに迫った。)

ソラ『・・・・!』

「・・・。 お前、何言ってんだよ?」

(ソラは一瞬、近づいた少女から漂う、甘いバニラの香りにドキッとしたあと。
冷静になり、冷たい視線で見つめ返した。)

ピュア「うううっ;; ソラさま・・っ!」

「やっぱり、忘れてしまったのですね・・;///」

(少女のクリーム色の瞳が、キラリと潤み。 ソラは慌てた。)

ソラ「は?///」

ピュア「でもっ! ピュアが来たからには安心ですv 魔法使いは、

記憶を無くさないんですよv」

「こんな時のために、あとから追いかけると。 誓いました。」

(ピュアは、顔を上げ。 じっと、古びた日本家屋の天井や、
壁。 台所を見つめ、ソラへ視線を戻した。)

ピュア「上手く。 この世界に解け込んでいますね?」

「姫巫女さまも、この近くに?」

(少女の言葉に、ソラは瞬いた。)



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