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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter100 『涙』 100-1
「ソラ〜っ。 そんなに遠くにいかないでっ!」
ザザーンッ
「きゃっ///」
(強い波にもまれ、流されそうなミイの浮き輪を。
青い海面へ、浮き上がって来た大きな手が、支え。
波しぶきを上げ、ソラはあっという間に
海の中から、ミイの前へ泳いで来た。)
「ミイ。 大丈夫か?」
「もっと、一緒に泳ごうぜ。」
(輝く水色の瞳に、ミイはあきれた。)
「も〜っ/// ・・わたしそんなに泳げないもんっ///」
ザブンッ ザザザザーッ
(ソラは再びミイから離れ。 青い海の向こうへ。
生き生きと泳ぎ始めた。)
「ミイさま〜っv」
(ぱしゃぱしゃと波をかき分け、ピュアがそばにやって来た。)
「相変わらずね。 ソラ、どこかあせってるのかな?」
「エアリエル国にいたころ。 お城の前にある、大きな水場で。
いつも泳いでた。」
「気持ちを落ち着けてるとか。 なんとかいって。」
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