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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-170


「可愛いひまわりの花束ね!///」

(千波は、嬉しくて感激し、花束を抱きしめた。)

「・・夏樹。」

(隣で、夏樹は呆然と立ち尽くし。 花束を受け取れぬまま、
皆の拍手に迎えられていた。)

「おめでとう、夏樹っ!」

「おめでとうv 夏樹くん。」

(皆、笑顔で夏樹を歓迎していた。)

『・・・。』

「どうして・・っ。」

「どうして・・、皆。 そうなんだ・・っ。」

(夏樹は、思わずうつむき、胸元を掴んだ。)

チリッ・・

『・・!・・』

(胸元で、小さな指輪が音を立てた。)

(夏樹は、自分の存在が許せなかった。)

「今日、誕生日だろ。

忘れてたのか?」

(ソラは花束を差し出し。 微笑んだ。)



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