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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter103 『四神』 103-64
(相手が、何者であろうと。
湊吾は軽んじず。 礼を忘れない。)
(どこから、人との縁を得て。
失うのか。)
(良き人々と、出会う術を。)
(自然と、父に学んでいた。)
『偉大な人物は。』
『決して偉ぶらず、寛大だ。』
『人を差別せず。』
『裏切ることをしない。』
『裏切られても構わない。』
『お前は、裏切るな。』
『そうすれば。』
『おのずと。 命運は、動くものだ。』
(幼い頃から、父に学ぶことは、多かった。)
「お待たせ致しました。」
「横濱商会様が、お見えです。」
(待っていた、緑色の服の男が立ち上がる。)
「ようこそ、おいで下さいました。」
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