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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter103 『四神』 103-65


(交渉の、テーブルに着く。
湊吾の纏う覇気は、強く。)

(周囲の者を圧倒した。)

「(ほぅ・・。)」

「貴方様が、湊吾様で。」

「噂に、聞き及んでおります。」

(緑色の服の男は、嬉し気に、手を差し出し。
微笑んだ。)

「こちらこそ。」

「遠方から、お越し頂き。」

「ありがとうございます。」

(二人は強く手を取り。 湊吾は、
深々と、お辞儀した。)

「どうぞ。 お掛け下さい。」

「リラックスなさり、お話出来れば、

嬉しく思います。」

(緑の服の男は、微笑んでいたが。
隙が無かった。)

(従える男たちも、皆屈強で。
表情が読めず。 湊吾を見下ろしていた。)

「そちらは?」



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