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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-183


「攻撃から守ります。」

「また、避難に際し、風見市には、充分な備蓄があります。」

「風見市は、市の境界を、外部から遮断されていますが。」

「特別なルートを確保し、物流は滞りなく行われます。」

「生活必需品が品薄になることはありません。」

「慌てずに、買い占めを行わないでください。」

「順次、必要な方へ。 物資を配布いたします。」

(誠司は、避難所の位置、連絡先等。
画面に映し出しながら、説明した。)

「風見市は、FOTと連携し、市内を巡回します。」

「避難所へ行けない方。」

「困ったことがある方は、ご連絡ください。」

(誠司は、落ち着き。
まるで、普通の災害が起こり、対策をしている様に見えた。)

「・・魔物・・、障壁・・?」

「気が狂いそうだ・・。」

(マスコミは、撮影しながらも、自分の耳を疑い。
冷静に見える、誠司を恐れ。 自分の正気さえも疑った。)

「市長。 冗談は、やめてください。 これがあなたの言う、真実ですか?」



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