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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter105 『風と共に』 105-184


「はい。」

(誠司は落ち着き。 冷静な瞳で、マスコミと、画面を見た。)

「これは、自然に発生している、災いではありません。」

「仕組まれた、戦いです。」

(誠司は、ゆっくりと、マスコミを見た。)

「あなた方こそ、絵空事を思い浮かべているのでは、

ありませんか。」

「争いは、引き起こされた。

議論を、している時は過ぎました。」

「この世界は、戦場となります。

平和は、守らなければなりません。」

「ただ、待つべき時は、過ぎたのですよ。

守るからこそ、平和は保たれるのです。」

「私や、能力者を、批判している場合ではない。」

(誠司は、ゆっくりと、語り掛けた。)

「分かりますね。

もし、守りたいならば。

一刻の猶予も無い。」



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