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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter24 『選択』 24-17


(問いかけに、
紫苑は、思わず顔を上げた。)

「・・!」

(夏樹は、聖が何をしたのか。
分かった。)

『時の欠片の存在を知り、それを見ることは。

最重要のトップシークレットだ。』

「かわいい、お嬢さんだね。」

(顔を上げた紫苑の、大きな茶色の瞳を。 長く明るいベージュ色の髪を。 両脇の髪が、
小さなピンクに色づく頬にかかる様子を、聖は。 
愛しむように見つめた。)

「・・わざと見せたんだろう・・!」

(何も見ていないと言う夏樹に、
聖は、逃れられない理由を与えた。)

「・・っ! 馬鹿じゃないのか・・!?

どうして、分かってくれないんだ・・っ。」

(夏樹の反応を気にせず。
金色の瞳が、悪戯を思いついた子供の様に。
キラキラと笑った。)

(聖は、素早く、銀の指輪の光る右手を上げた。)

チリッ

(右腕で、金のアクセサリーが音を立てた。)



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