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Novel ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】

Chapter63 『ねんど工作』 63-1


***

(数馬は、授業をサボろうと、小学校校舎の下駄箱前で。
渡り板に腰掛けながら、カラフルなスニーカーを両手で履いていた。)

トントンッ

「・・はっ。」

「このけはいっ! 闇の・・っ。」

(突然の異変に顔を上げ。 数馬は、大きな茶色の瞳を開いた。)

ズ・・ズズズ・・

(茶色のふわりとした髪が、数馬の動きに揺れた。
気配は、校舎裏から、僅かに漂って来ている。)

『なか庭だなっ!』

「よっし。」

トンッ・・

(スニーカーを履き終え。 数馬はポンッと両足で立ち上がった。)

トタトタトタトタッ

(ちょうどその時。 廊下から聞こえて来た足音に
数馬は驚いた。)

『・・!』

『またかっ、ちび。 こんどはダメだっつーの!』



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