HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter79 『太陽と月(太陽)』 79-8
「『たくさん食べてくださいね。』・・って、また。 すぐパートに出たのかよ。」
「めったに顔合わせね〜んだから、書き置きじゃなくて、起こせよな。」
(ソラは、言うと。 テーブルの上に乗った、
お皿のラップを外し。 そっと1匹。 つまみ食いに、海老フライを。
口に運んだ。)
「いっこ、いただきま〜・・す・・。」
「(あ・・。)・・・。」
(口を開け、食べようとして。 ソラは海老フライを取り落とした。
同時に、目が覚めたソラの目に、足元の。 テーブルの下に、
大きな穴があいているのが見えた。)
「わわっ!」
ガシャーンッ パリリッ
「・・っ、あぶね〜。」
「あ〜; 俺の海老フライ・・。 何だよ、床に穴開いてんじゃね〜か。」
「どんだけ古・・。」
(様子を見ようと、30センチ位の穴を、覗き込んだ時だった。)
(穴から、突然。 破裂した水道管さながら、黒い水柱が立ち上がった。)
バリバリバリッ・・!
ゴワッ!
『!』
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