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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter93 『覚悟』 93-63


「も〜うっ///」

「行くか。 腹減った〜。 俺、昨日焼きそばしか食ってね〜; あと寝てねー;」

(ソラは、ズボンについた砂を両手で払いながら。 砂浜から桜ヶ丘の方に
向かって歩き出した。)

「あっ! そだ。 ミイ。 俺、もう一つ、

さっき魔法できたぜ。」

「え〜っ、うそ〜?」

「や、マジ。 見せたかったな〜、俺の勇姿。」

「ふふふっ/// へ〜?」

(ミイは笑いながら、背の高いソラの隣を歩き。 とんとんっとその背中を叩いた。)

「イテッ;」

「やられてるじゃん〜///」

「うるせっ。」

(並んでゆく、二人の足跡が、砂浜に残った。)

***

***

『《鍵を・・。》』

『《見つけるのは容易くとも・・。》』



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