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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter93 『覚悟』 93-62


(ミイは、ふざけて、合いの手を入れた。)

「ははっ。」

(ソラの水色の瞳は輝き。 ミイの大好きな笑顔で微笑んだ。)

「待ってろよ。 闇の魔女っ!」

(大きく開いた、水色の瞳が。 海岸線の先。 続く、見えない異界への扉を。
見据え。 声を張り上げた。)

「エアリエルはっ、不滅だ〜っ!!」

(ソラの大声に。 びっくりした、砂浜を散歩していた人の連れた犬が。
ソラに向かって、吠えたてた。)

「ウ〜ッ・・ ワンワンワンワンッ!」

(誰もいないと思っていたミイは、はっとして、人の気配に振り返った。)

「///! きゃっ、ソラ/// お散歩してる人がいたっ///」

「し〜っ/// ごめんねっ。 ワンちゃん。」

「俺はっ。 ぜったいに・・・! あきらめね〜っ!」

「ぎゃぁ/// ソラっ///; 恥ずかしいからっ、やめっ///」

(ミイは、ソラのTシャツの背中を思い切り引っ張った。)

「あっはっはっはっ!」

「すっきりした〜。」

(ソラは輝く笑顔で、ミイを見た。 ミイは嬉しくて微笑んだ。)



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