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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter99 『決意』 99-72
(駆は、椅子に腰かけ。 左手でおにぎりをつかみながら。 右手で、浮き輪を持ち、
息を吹き込み。 膨らませていた。)
「(ふ〜っ・・) 浮き輪いるかな。 これ、ミイちゃんの分。」
「お、佐織。 早く着替えて来いよ。 俺、もう泳げるぜ。」
(佐織は、ポニーテールを揺らし、呆れて駆に注意した。)
「おにぎり食べるか。 浮き輪ふくらますか・・。 どっちかにしなさいよっ。」
「あんたはもう〜っ///」
(そう言っても、佐織は、どこか嬉しそうだった。)
「・・。 チイ、着替える?///」
「うふふっ。 駆くん。 佐織、すごく真剣に水着選んでたのよ。」
(ばらされて、佐織の顔が赤くなった。)
「ちょっ・・!/// チイ・・っ!!///」
「合うのが、なかなか見つからなかっただけよっ!」
(波打ち際から、ミイが皆を呼んだ。)
「みんな〜っ♪ 写真とろっ。」
(朝日と青空、水平線に向かい。 皆が集まった。)
「おうっ。」
(駆は、早々と上着を脱ぎ。 小麦色に焼けた肌が、太陽に光る。)
「なんだ、もう水着来てたのか。」
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