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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter99 『決意』 99-96


(強い波が打ち寄せ。 皆、はしゃぎ、楽し気に泳いだ。)

パシャッ パシャシャッ

「紫苑ちゃんっ/// 見て! 綺麗な魚っ///」

「ほんと///」

(砂浜では、駆が千波の料理を頬張っていた。)

「うめっ! 千波ちゃん料理うめ〜な。 佐織とは大違いっ。」

バキッ ゴキッ!

「どの口が言ったか? どの口がっ!///」

「ひんはへん・・///;;(すみません)」

(千波は、皆の笑顔を見て、微笑んだ。)

「うふふっ///」

『今、悲しみの中にいるなら。 幸せになれるということ。』

(視線の先に、輝く真夏の太陽と。 青空。 青い海が広がっている。)

『今、孤独なら。 誰かと出会うということ。』

(皆の輪の中に、夏樹と紫苑がいた。)

(千波は、二人の背中を見つめた。 わずかな距離があっても、
二人は、不器用ながら寄り添い。 微笑んでいるように見えた。)

***



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