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Voice ストーリー【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 夏樹の物語】
Chapter29 『ふつつかな』 29-11
(千波は微笑んだ。)
千波「なら良かったv
夏樹のそばに居るとね。 夏場は、ひんやりして気持ちが良いから。
重宝するんだけどね。
冬は、大変なのっv めちゃくちゃ寒いから!」
紫苑「ふふっ。」
(紫苑は、思わず笑った。)
夏樹「・・人を・・。
冷却シートみたいに言わないでくれよ。」
(夏樹は、熱心に注意事項を、紫苑に説明しているらしい千波を。
不機嫌そうに。 紺色の瞳でちらりと横目に見た。)
千波「あら、女の子に冷え性は禁物なの。
わたしだって、冬場は、夏樹の近くに居る時。
ホッカイロ持ってるんだから。」
紫苑「あははっ。///」
(紫苑は、千波の言葉に思わず笑った。)
夏樹「・・紫苑さん。
これは、人ごとだと思うだろうけど。」
「僕にとっては、笑えない悩みなんだ・・。」
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