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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-132


ゴウン・・ッ!!

『高校生になった。 夏樹だった。』

***

『初めて、出会った時のあいつは。』

『俺たちのことを、酷く警戒してたっけ。』

『俺と、ミイは。 エアリエル国での記憶を無くし。』

『普通の高校生として。』

『風見市に暮らしてた。』

(ソラは、懐かしい想いに、微笑んだ。)

ゴポポッ・・

『そして、戦い。』

『皆と出会ったんだ。』

コポッ・・ コポポッ・・

***

(ソラは記憶の狭間から甦り、真夏の。 風見市の海辺へ。)

(波しぶきを上げ。 顔を上げた。)

『俺たちは、戦って行く。』

『これからも。』



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