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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-152


「ええ。」

(千波は、可愛らしいエプロンをまとい、手早く支度し。 ソラに声をかけた。)

「ソラくん。 ケーキは?v」

(ソラは、水色の瞳を輝かせた。)

「出来た!」

***

「出来た///」

(紫苑は、嬉しそうに両手でキャンバスを抱えた。)

「どれ?」

(夏樹が覗こうとしたので、紫苑は慌てて、キャンバスを胸に当て、隠した。)

「///あとでっ。」

(夏樹は、瞬いた。)

「え?」

(遠くから、佐織の呼ぶ声がする。)

「雨宮くん〜、紫苑〜! ご・は・ん〜!」

(二人は返事した。)

「「は〜い。」」

「行こうか。」



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