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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-199


メンバーに指示を出し。 同時に、心の片隅で、思いを馳せた。)

『いつかお前と、冗談で話したか。』

『今・・、

FOTを、指揮するのは俺だ。』

『時宗・・。』

『お前を忘れられないわけじゃないが。』

(晃は、最後に、席を立つと。 メンバーが先に通り抜けた、空間通路へ、足を向けた。)

「警戒を怠るな。」

「奴らが予告した日は、今日だ。」

「必ず動く。」

「しっかり、守れ。」

(晃は、大きな手で、胸元に留めたピンバッジに、話しかけた。)

[「了解。」]

[「ええ。」]

[「ああ!」]

『今なら。』

『お前がふと、戻って来るんじゃないかと・・。』

『俺の前に。』



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