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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter100 『涙』 100-50
(言いながらソラは、店先にしゃがみ。 子供たち、一人一人と触れ合った。)
「決まってんな! その恰好。」
「いよいよ、明日か?」
(ヒロは、ソラのローブの下に、輝く白い正装が覗くのを見て。 その美しい金の
王家の紋章が光るのを見て、目を細めた。)
「明日、成功したら。 雲の上の存在みてーになっちまいそうだな!」
(ソラは笑った。 子供たちは、ソラの膝の上に乗り。 背中によじ登り。
水色の髪の毛を引っ張った。)
「くっくっ! 俺は変わらねーよ。」
「変わらねー。」
(水色の瞳は、力強く、微笑んだ。)
「そのことを、確かめたくて。 今日ここへ来たんだ。」
(ヒロは笑った。)
「誓うって決めたのか! お前にとっておきのやつを、用意してる!」
「ミイちゃんに似合うやつ。」
「親父も張り切ってる。 まだまだ色の良い、魔石をそろえるって。
明日は国中で。 恋人たちが祝い合うぜ。」
(ヒロは熱を込め、ソラの肩を抱いた。)
「ヒロ・・っ! んなんじゃないって。」
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