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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter100 『涙』 100-54
(水色の瞳は、真剣に見つめ返した。)
「どういう意味だよ。」
「お前まで、俺じゃ王位を継げね〜って、思ってるんだ?」
「終わらせるかよ・・。」
「終わらせてたまるか。」
「お前が巫女になるっていうんなら・・。 俺は、この国を守れる王になる。」
「あ〜、あれだ。 いらないんだ?」
(ソラの手に。 深い紺色と、水色の魔石が、
いくつも散りばめられた。 ペンダントが光っていた。)
「ひ〜んっ///;; ううっ、ひっく///;; いる〜/// ありがとっ!;」
(ミイは、いつの間にか、泣いていた。 不安と嬉しさと感動で。
小さな頬に、涙が零れた。)
「あっはっはっ///」
(ソラは微笑み。 巫女の衣装に身を包む、ミイの胸元に。 ペンダントを掛けた。)
『大丈夫だ。 必ず、成功する。』
『あの日、皆が笑っていた。』
『ああ、お前は。 泣いていたっけ。』
(ソラの心は、ミイを思い。 震えた。)
『皆が、祝福してくれていた。 俺は、嬉しかった。』
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