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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter100 『涙』 100-56
「借りとけ。 明日、上手く行きゃ。 王家の剣を手にするだろうがな。」
ガシャンッ
「おうっ!」
(意気揚々と、ソラと外へ出て行くカイの、大きな背中に。 ミトは、ため息をつき、
ミイに視線を送った。)
「ったく、しょうがないわねぇ。 あの人ったら。」
(ミイは心配そうに、ソラを呼び止めた。)
「!ソラっ! も〜ぅっ!///;」
(ミトは、ふと。 ミイの胸元に。 小さな魔石のペンダントが揺れるのを見つけた。)
「あら? ミイちゃん。 その魔石飾り。 もしかして、ソラからっ?」
(それを聞き。 周りの女の子たちが、ミイを取り囲み。 覗き合った。)
「!わぁぁぁっ!/// ほんとだっ! ミイちゃんっ! ソラさまとおまじないをしたの!」
「きゃぁぁぁっ!///」
(ミイは、顔を真っ赤にし。 途端に否定した。)
「/// ううんっ。 してないっ///」
「ソラ、そういうのうといもん・・;」
「それに・・。 わたしは、おまじないをしたらいけないもん・・。」
(女の子たちは、顔を見合わせ。 ミイの腕を取ると。 外へ、連れ出した。)
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