HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-57


「わっ///」

(ミイは連れられ。 皆が囲む輪の中心に立つ、ソラとカイを見た。)

「ふふっ!/// 応援しよっ。」

「ソラさま〜っ!! カイ団長〜っ!!」

(女の子たちは、声援を送り。 ミイは不安気に、ソラを見た。)

キンッ

スッ・・

「手合わせ、願います。」

(活気に満ちていた、宴の席は。 途端に静まり返り。 街の男たちも、
その腕前を見ようと。 巨大な騎士団長に向かい、ソラが。 剣を抜くのを見た。)

チリリッ

「は・・っ。」

(息を飲む、ミイの胸元で。 魔石のペンダントが輝いた。)

ゴオッ・・ ギンッ!

(騎士団長の振るう剣は、強く。 重く。 ソラの全身は、そのエネルギーを受けた。)

「く・・っ!」

(ソラは、カイの力を受け、間近で語る。 カイの言葉を聞いた。)

「爺さんは、お前に辛い思いをさせたくね〜んだろう。

失う痛みを知っているだけ。 大人は慎重になる。」



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