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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter100 『涙』 100-66


「ああ。」

「おやすみ。 ミイ。」

「明日、朝。 迎えに来る。」

(ソラは、ミイの手を取り、互いの明日の健闘を祈り、握手した。)

「うん。」

「おやすみ。 ソラ。」

(ミイは、ソラの笑顔に安心し。 頷くと、背を向け。 小さな家の中へ、向かった。)

キイッ・・

フワッ・・

トッ

(入れ替わりに、背後で聞こえた足音に、ソラは振り向いた。)

「ピュア。 来たか。」

(クリーム色の光をまとい。 ピンク色のドレスをふわりと靡かせ。
魔法陣の中から、姿を現したのは。 魔導師見習いのピュアだった。)

「ソラさまっv お待たせしましたですっ!///」

「セナさまに、見つからないように来るのが、大変だったですっ///;」

(ピュアは、可愛らしい魔法のステッキを片手に。 ドレスの裾を直した。)

「わりぃ。 わりぃ。」



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