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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter100 『涙』 100-8
「ううん。 いっぱい買うから。」
「誰か男性陣に来てもらうわ。」
(佐織は笑った。)
「楽しみ♪」
「明日は、風見海浜公園でイベントがあるから!」
「遊園地行ったあと。 お祭りだよ。」
(佐織は砂浜に振り返り、声をかけた。)
「駆〜っ! ちょっと、何やってんのよ。 あははっ!///」
(視線の先で、駆は、春人に。 砂山の中に埋められていた。)
「やっ、やめてくれっ/// ピュアちゃん・・っ。 ほっぺたに貝殻をのせるのは〜っ!」
「そんなっ; チイさんまでっ・・! 焼けちまうっ。 春人先輩っ、埋めすぎだっ;」
「助けてくれ〜っ/// ソラーっ; 夏樹〜・・っ;」
(情けない声をあげる駆にスコップで土をかけながら。 春人は、太陽に眩し気に
片目を閉じ。 遠く、青い海原を見つめた。)
「水色頭。 ずいぶん遠くまで行ったな。」
「夢中で泳いでやがる。 誰かと競争でもしてるみてーだ。」
「くっくっ。 かと思えば、こっちは静かなもんだなぁ。」
(春人は、たくましい腕を組み。 砂浜にある流木の上に、静かに座る、
夏樹と紫苑を見つめた。)
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