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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-147


「もし、それが。 瑠衣から受け継いだ力なら。」

「見てみたいって・・。」

(誠司は驚いた。)

「千歳さん。」

(千歳は、夏樹の力を否定していなかった。)

「わたしたちを守るために、戦ってくれた。」

「彼が好きだったから。」

「もう一度、彼に触れられるような気がして・・。」

「でも、きっと。 危険なことが起こる。」

「誠司さん。 あなたには、守らなくちゃいけない人がいる。」

「わたしたちに、これ以上関わったら・・。」

(誠司は微笑み、庭で遊ぶ、夏樹と千波を呼び寄せた。)

「僕たちは、友達なんですよ。」

「夏樹くん、千波ちゃん。」

「おいで。」

(千波は嬉しそうに、夏樹は、おずおずと。 誠司の側に来た。)

「わ〜いv こんにちはっ!」

(誠司は嬉しそうに、千波を抱き留め、夏樹に微笑んだ。)



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