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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-15


「駆〜っ! こっちの荷物も積んで。」

「春人、菖蒲さんがリムジン出してくれるから。」

「2台で行こう。」

「遊園地混むわよっ。」

(佐織の声に、遠くで、駆と春人が応えた。)

「お〜!」

「・・車取ってくる、ここ頼むぞ。」

(春人は、駆に告げ、離れた。)

バタンッ

(荷物を仕舞うと、ソラは、青空に浮かぶ太陽に向かい、
伸びをした。)

「んん〜っ!」

「良い天気だな〜。」

「ピュア、いよいよ遊園地だぜ〜♪」

(ソラは腰に手をやり、後ろで嬉し気にぱたぱたと荷造りしているピュアに
微笑んだ。)

「はいですっv/// 魔法がかかった場所だってv」

「ピュアは聞きましたっv///」

(ピュアは可愛らしいトランクを仕舞った。)



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