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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-171
「ああああ〜〜っ!!」
ドボーーーンッ!!
ゴバアァァーッ!!
『(ごぼっ・・)』
(夏樹は、“闇”の中で、意識を失った。)
***
(その先を見せまいと、菖蒲は、記憶の中の、夏樹の意識を、
揺り動かした。)
「夏樹様・・!」
(夏樹からは閉ざされた記憶の断片を、菖蒲だけが。 見た。)
『夏樹様を襲った“闇”が、お母様を・・。』
『そして、まだ子供たちのいる開発施設に。』
『・・。 街に届く。』
(菖蒲は、恐怖に瞳を開いた。)
「この記憶を、見せてはいけない。」
(菖蒲は必死の想いで、白手袋の手で、支える。 眠る夏樹の胸元に、
強く触れた。)
***
ドオオオオーーンッ!!!
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