HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-195


「心配したよ。 も〜。」

(佐織は笑顔で、ポニーテールを揺らした。)

「佐織さん。 あんなにすごいサプライズパーティーを

ありがとう。」

(夏樹の言葉に、佐織は、顔を輝かせた。)

「雨宮・・。」

(夏樹は、隣に立つチイを見た。)

「チイさんも。 春人先輩を説得して、連れて来てくれてありがとう。」

「おかげで、皆で出かけられる。」

(チイは、嬉しそうに微笑んだ。)

「春人さん、夏休み前から楽しみにしてたの。」

(ソラは、横から合いの手を入れた。)

「あ〜、あれだ。 先輩、遠足の前寝れなくなっちゃうタイプ?」

(春人は眉をしかめた。)

「うるせ。」

(夏樹は笑った。)

「先輩。 連れて来てくださって、ありがとうございます。」

(春人は、夏樹を横目で見た。)



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ