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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-196


「何だ、改まって。 気持ちわりーな。」

(微笑み、夏樹は駆を見た。)

「駆。 僕には、風があるって・・。」

「教えてくれてありがとう。」

(夏樹は、自分に言い聞かせるように。 駆に頷いた。)

「そうだ。 僕は、もっと。」

「風に感謝しなきゃいけない。」

(駆は、頷いた。)

「夏樹・・。」

(そして、千波に振り返った。)

「千波ちゃん。」

「いつも傍で、見守っていてくれて、ありがとう。」

(千波は微笑んだ。)

「お姉ちゃんだものv」

(夏樹は、頷き。 菖蒲を見た。)

「菖蒲。」

「肝心な時に、叱ってくれてありがとう。」

「助けられてばかりだな。」



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