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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-197


(菖蒲は驚き、首を振った。)

「いいえ。 夏樹様。」

(隣に立つ、紫苑を見た。)

「・・紫苑さん。」

「・・プレゼントをありがとう。」

「大切にする。」

(紫苑は嬉しくて、頬を染めた。)

「うん///」

(皆を前に、夏樹は少し緊張し、自分の正直な気持ちと向き合った。)

「びっくりしたんだ。

嬉しくて。」

「・・嬉しくて、皆の気持ちを受け止める勇気が無かった。」

(夏樹は、改めて、自分を囲む。 皆の顔を見つめた後。)

(異世界から来た、三人の友を見た。)

「皆に感謝している。」

「ピュア。 大切な国のために、こんなに遠くまで来てくれて、

ありがとう。」

(ピュアは顔を輝かせ、頷いた。)



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