HOMENovel
Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-200
「本当だ。」
(皆は、顔を輝かせた。)
「夏樹。」
(駆は、嬉しそうに目を細め。 ミイの瞳は、涙に光った。)
「///夏樹さん・・っ。」
(夏樹は、皆の顔を見つめ。 正直な気持ちを告げた。)
「僕も、夢を見たい。
“闇”を、無くすだけではない。
夢を見たい。」
(胸に手を当てた。)
『それは、願っても、手に入れられなかったものだ。
零れ落ちる、幼いころの記憶の中で。
時折、甦る残像が、
僕の心に刻み付けた。』
『決して手に入れることは出来ないと、
思い知らされた。』
(目の前に、ソラ、ミイ、ピュアの笑顔があった。)
『なのに、ソラは、
『 次ページへ 』 『 前ページへ 』