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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-201


願ってもいいと、言ってくれる。』

『菖蒲が、夢を見ろと、

背中を押してくれる。』

(願い、ソラを見た。)

「勇気が欲しい。」

(深い紺色の瞳は、眩しそうに。 皆を見た。)

「僕もソラのように、

真正面から。

何が起こっても、運命の力を信じて見たい。」

「どんな悲しみが起こっても。

後悔したくない。

その道が、正しく。 運命が僕を運んだのだと、」

「信じたい。

その先に、楽しいことが。

待っていると。」

「バカ正直に、願ってみたい。」

(水色の瞳が瞬き。 駆が笑った。)

「ばかっ!?///」



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