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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-203
「ピュア。」
(ソラは、夏樹の肩を抱いた。)
「俺たちは、時空を超えて。
出会った。
この時、この場所に。」
(キャンプ場を囲む、緑の木々を、潮風が揺らす。)
(心地良い芝生を踏みしめ。 皆が互いの手を取り、
肩を抱いた。)
「うん。」
(暑い日射しの中。 手を取り、輪になる。
笑顔と、熱気に。 高鳴る胸の音を、聞き。)
(夏樹は、押し寄せ取り囲む。 皆の体温に、
熱意に触れ。 その熱に、自身の冷たい体温が打ち消され。)
(血が通う、温かな人の体温が。 どんなものか、
体感する思いがし、嬉しくて。 その熱に、思わず笑った。)
「あっはっはっ///」
「熱い・・。」
(照れくさそうに、逃れようとする夏樹の肩を、
大きな、春人の手が、がっちりと掴んだ。)
「離さねーぜ。」
「おうよ。」
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