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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-209
「天野〜。」
(春人の車に乗り込み、窓を開け。 佐織が大きく手を振った。)
(ポニーテールの髪がなびき、明るい笑顔に。 ミイとソラは頷いた。)
「おう!」
「行こう。」
「うん!」
(二人は、車に走った。)
カチャッ
(菖蒲が、白いリムジンのドアを開け。
白手袋の手を胸に当て。 深くお辞儀し、女の子たちを迎え入れた。)
「お嬢様方、どうぞ。」
(ミイは感激し、頬を染めた。)
「うわぁっ!/// 素敵っ!///」
(ドキドキして、リムジンに乗り込もうとした時。
ソラが先に、笑顔でドアをくぐった。)
「おう! サンキュー♪」
(ミイはカチンとし、乗り込むソラの大きな背中の
シャツを思い切りひっぱった。)
「ちょっと〜!/// 先にのらないでっ!」
「わたしがお姫様気分味わうんだから〜!///;」
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