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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-211


(ピュアは興奮が止まらず、目を丸くして、両手を結んだ。)

「うう〜っv 乗るです〜♪///」

(ミイは一緒に、ピュアとハイタッチした。)

「いぇ〜い♪///」

パチッ

「うふふっ///」

(二人の間で、紫苑は笑っていた。)

『僕は、多くは望まない。

ただ、この目の前にいる人たちを。

守っていきたい。』

(夏樹は、座席に着き、楽しそうな皆の顔を見た。)

(ふと見上げた空に。 飛行機が、太陽の光を反射する。)

『お父さん、お母さん。

僕は。

生きようと思う。』

(菖蒲が、夏樹の傍の、ドアを閉めようと。 白手袋の手をかけた。)

「夏樹様。」

(菖蒲は、夏樹が何か考えているのを感じた。)



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