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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-28
「新しい時代が、来るとも。」
「そう簡単に、終わらせはしない。」
「俺たちは、違う道を、歩み始めてしまったのだろうか。」
(晃は、賑わう人込みに紛れ。 明るい日差しの下へ、歩き始めた。)
***
『あれは、純粋に、彼女の力への興味だったのだろうか・・。』
『いや・・、僕は。』
(金色の瞳が揺れた。)
『自分の力がどれ程強いか、知っていた。』
『不死の力を持つ、彼女ならば。』
『あるいは・・。』
(聖は、自分の心を知った。)
『僕を受け入れることが出来るかと。』
『くっくっ。 詰まらない心だ。』
『・・僕は。 ただ。』
『愛を求めたに過ぎなかった。』
(金色の瞳が、思い出に滲んだ。)
(異空間を超え。 聖と粒樹の二人は、国の追手から逃れ、閉ざされた空間の中で、
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