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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-59


(一瞬立ち止まった夏樹は。 自分に言い聞かせた。)

『何を迷っているんだ。

そうだ、僕は、ここまで来た。』

(夏樹は、歩を進めた。)

『彼女の言葉は、

彼女の存在は。』

(背を向けていた紫苑が、足音に気づき。 はっとし、顔を上げた。)

『僕を、光の射す方へ。

正しい道へ。 導いてくれる。』

(紫苑は、驚き。 茶色の瞳を見開いた。)

「!/// 夏樹くんっ・・///」

サクッ

(冷やりとした気配が、あっという間に近付き。)

(深い紺色の瞳が、間近で見下ろした。)

カタッ バサッ

「!」

(紫苑が驚き、何か言えずに。 呆気にとられているうちに。)

スッ ピチャンッ・・



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