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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-61


「僕は、君を不幸にする。」

(紫苑は、顔を上げ、夏樹を見た。)

(夏樹は、何かを言おうとし。 動揺しているようだ。)

『夏樹くん・・。』

(夏樹は、自分に笑い。 白い両手が、顔を覆った。)

「本当だ。」

「気持ちを言おうとすると、ドキドキする。」

「菖蒲に、怒られたよ。」

「僕は、素直じゃないって。」

(紫苑は、瞬いた。)

***

ガササッ・・!

『ちょっ!/// ソラっ///』

『押さないでっ。』

『きゃっ/// どこ触ってんのよっ!///;』

(草陰で、がさがさもみ合い、ミイは。 上から身を乗り出してきたソラを、
思い切り押しやった。)

「(し〜っ!!)聞こえちゃうだろっ!///」



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