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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-62


(照れるソラの上から、駆が顔を出した。)

「どれどれ? ほっほ〜! 良い感じじゃん。」

ギュムッ

「駆〜っ/// あんたデカいんだからっ、下がって!」

「見えないでしょ〜っ!」

(佐織に押しやられ、駆の顔がつぶれた。)

「(ぐえっ///)」

(上からピュアが身を乗り出した。)

『ピュアも見るですっ♪v』

(ソラは全員の下敷きになった。)

『(むぐっ///)』

(傍で見ていたチイは、笑い。 春人は、腰に手をやり呆れた。)

「くすくすっ。」

「ふぅ・・、前言撤回。 こいつら全員置いて行く。」

***

(夏樹の胸元に、銀の指輪が光った。)

「僕は、現実を超えられず、

創り物の世界の中にいる。」



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