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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter101 『8月1日(懐古)』 101-66
(紫苑は驚き、瞬いた。)
「え・・?///」
(手を差し伸べた夏樹が、見る見る近づく。)
「目の前が、チカチカする・・。」
(まるで、紫苑に抱き着くかのように、夏樹の身体が、前のめりに
傾いた。)
「え?」
(紺色の瞳が揺れ。 紫苑の胸元に、夏樹の頬が近づく。)
グラッ・・
(驚く紫苑の頬に、夏樹の髪が触れ。 身体の支えを失い、
夏樹は、紫苑に覆いかぶさる様に倒れた。)
ドサッ!
『!』
「夏樹くんっ・・!/// 夏樹くん・・っ!?///」
(意識を失う、夏樹の身体は、思いのほか重く。
紫苑は、支えきれず。 共に倒れ掛かり。 慌てて両手で、夏樹を支えた。)
「おいっ! どうした!?」
ダッ!
(即座に駆け付けたソラに驚きつつ、紫苑は涙に濡れる顔を上げた。)
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