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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-10
(夏樹の傍に、ソラが降り立った。 ミイとピュアが続いた。)
「メリーゴーランド、行っちゃう?」
(ソラの言葉に、ミイとピュアは賛成した。)
「うん!」
「はいです〜♪」
(チイと千波も嬉しそうに、微笑んだ。)
「そうね。」
「行くいくv」
(追いかける佐織に、駆が、肩に手を掛けた。)
「佐織! デートみてえだな。」
(佐織は、ぱっと頬を染め。 ポニーテールの髪をなびかせ、
駆の頭を叩いた。)
「ば〜か、ちゃんと二人をサポートしなさいよ。」
(駆の耳たぶをつまむと。 佐織は、小声で囁いた。)
「おう、任せとけ。」
(駆は、グッドサインを掲げ。 前を行く、夏樹と紫苑を見た。)
(珍しく、真面目に答えた駆の、日に焼けた小麦色の肌の眩しい笑顔に、
佐織は、笑った。)
「ふふっ。」
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