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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-111


【・・・。】

【よかろう。】

【手を出せ。】

(ソラは、鏡に向かい。 手を差し出した。)

・・ドクンッ・・

【後戻りは、出来んぞ。】

「ん・・っ。」

(鏡の向こうから、ザキの手が現れ。 荒々しい手が、ソラの手を、
恐ろしい強さで掴んだ。)

【《闇の力を秘めし鍵》】

【・・この者に、《我が名》を刻め。】

【戴冠式にて、我が名を呼べ。】

【さすれば、我が“闇の魔力”、お前に貸そう。】

【正統な継承にあらず、お前の“鍵”が発動するかは。 お前次第だ。】

【・・“闇の王”を、“我が主”を我が元へ・・。】

【約束を、忘れるな。】

ゴワッ・・!

バシュッ・・!!

バリバリバリバリッ・・!!



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