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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-115
「エアリエル国を救うためには、この世界から、“闇”をなくさねばなりません。」
(ピュアは頷いた。)
「“闇”を消すため、魔女を倒し、“呪い”を解く方法は、“鍵”を壊すこと。」
(春人は、不安げに尋ねた。)
「夏樹の中に眠る、“鍵”を壊せば。 夏樹はどうなる・・?」
(ソラは、静かに告げた。)
「そうすれば、夏樹の命はない。」
(春人と駆は驚き。 ソラを見た。)
「・・なんだって?」
(ソラは、頷いた。)
「“時の欠片”と同じく、“鍵”には命が宿っている。 それが夏樹を生かしている。」
「おそらく。」
(ピュアが続けた。)
「・・夏樹さまから感じる波動・・・。」
「あれは“闇の力”そのもの。」
「今は、ソラさまと“光の魔導師”セナさまの魔法で抑えられていますが。」
「・・夏樹さまが生きている限り。 “闇”は消えません。」
「夏樹さまのお身体・・。 あの冷たさ・・。 あれは、・・っ。」
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