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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter102 『8月1日(継承)』 102-13
「ソラさま・・、
中に、あの人がいます・・。」
(ピュアは、息を飲み。
張り詰めた視線で、気配を探った。)
「OKピュア。」
「皆を守るぞ。」
(ソラは、拳を突き出すと。
自分の胸に、その手をかざした。)
「《闇の力を秘めし鍵》
《解き放て》
《精霊の守り手》」
(ソラの呪文に合わせ、いくつもの精霊が、
遊園地の上空に、舞った。)
「夜まで、天気が持つと良いな。」
(春人には、魔法は見えなかったが、煌めきが、天に昇るのを
見た気がした。)
「そうですね。」
(菖蒲は、微笑み。 煌めきを見つめ。
ゲートの先に、静乃の姿を見た。)
「はっ、静乃さん。」
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