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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter102 『8月1日(継承)』 102-14


「菖蒲くん。」

「皆来たのね。」

「少し早く着いたの。」

(静乃は普段と違い、華やかな花柄のスカートに
良く似合う、煌めくアクセサリーを身に着けていた。)

「夏樹くん、千波ちゃん。」

「お誕生日おめでとう。」

「楽しんでね。」

(静乃の笑顔に、夏樹は微笑んだ。)

「ありがとう。」

(静乃が居ることが、FOTが傍に居ることを、
示していた。)

「ミイ、奴だけじゃない。」

「怪しい気配が、漂ってる。」

「迷子になるなよ。」

(ソラは微笑み、ミイのオレンジ色の髪をわしわし撫でた。)

「/// なりません〜っ!///;」

(ミイは言いながら、ソラのシャツを。 ぎゅっと握った。)

「あっ! わぁ〜っ!///」



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